Specialty
羅臼漁協のこだわり
漁期:1月中旬~6月下旬(変動あり)
羅臼で獲れるうにの種類としてはバフンウニとムラサキウニがありますが、羅臼で水揚げされるウニはムラサキウニよりも濃厚で高級で知られる「バフンウニ」となっております。
ちなみにバフンウニは「ガンゼ」とも呼ばれます。(ムラサキウニは「ノナ」とも呼ばれます)
うに
~知床羅臼のばふんうに~
羅臼の魚介類が美味しいことはよく知られていますが、その中でも特にウニは絶品と評判です。一体なぜ羅臼のウニはこれほどまでに美味しいのでしょうか?その秘密は、ウニが何を食べているかというところにあります。
羅臼の魚介類は、他産地のものとは一線を画す、格別な美味しさを誇っていると自負しております。
もちろん、他の地域でも素晴らしい魚介類がたくさん獲れます。しかし、羅臼の魚介類は、長年にわたり多くのお客様から「美味しい」とのお言葉をいただき、独自の地位を確立してまいりました。
各地の市場や百貨店などのバイヤーの方々をはじめ、個人のお客様からも、羅臼の魚介類に対する高い評価を数多く頂戴しております。
羅臼のウニは、なんと羅臼昆布を主食としているのです。羅臼昆布は、その濃厚な旨味と香りが特徴の高級昆布です。
この上質な昆布をたっぷりと食べて育った羅臼のウニは、身がぎっしりと詰まっており、濃厚な甘みと磯の香りが口いっぱいに広がります。
「他の地域のウニも昆布を食べているから、同じじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、羅臼昆布は他の地域の昆布とは一線を画す、特別な存在なのです。
羅臼昆布は、その高い品質から、非常に高価な値段で取引されています。なぜこれほどまでに高価なのか?それは、羅臼昆布からとれる出汁が、他の昆布とは比べ物にならないほど上品で奥深い味わいだからです。一度羅臼昆布の出汁を使った料理を味わえば、その違いは歴然と分かるでしょう。
羅臼のウニは、まさに自然が育んだ芸術品。羅臼昆布という恵まれた環境で育ったウニの味は、他の追随を許しません。もし、あなたが本物のウニの味を味わいたいなら、ぜひ一度羅臼のウニを食べてみてください。
羅臼のウニ漁
~自然と共存する伝統の技~
羅臼のウニの濃厚な味わいは、厳しい自然環境と、それを熟知した漁師たちの伝統的な漁法によって育まれています。
羅臼のウニ漁は、1月から4月にかけては主に「たも採り」と呼ばれる伝統的な漁法で行われます。
※5月・6月も「たも採り」漁は実施いたしますが、一部潜水等も実施する場合があります。
羅臼ではウニの資源保護のため、漁期を1月~4月と5月~6月の2期に分けており、それぞれの期間で操業場所を分けています。
羅臼のウニ漁は、自然の恵みに感謝し、それを大切に守りながら行われる伝統的な漁業です。厳しい自然環境の中で培われた漁師たちの技と、資源保護への取り組みが、私たちに美味しいウニを届けてくれます。
ウニの入荷日について
~鮮度へのこだわり~
羅臼産のウニは、漁獲後すぐに加工され、お客様のもとへお届けしています。しかし、なぜ漁獲から出荷まで2日かかるのでしょうか?その理由と、羅臼産ウニの鮮度へのこだわりについてご説明します。
羅臼では、主に「折ウニ」と呼ばれる殻を割ってミョウバン液に漬け込んだウニを出荷しています。この「折ウニ」は、一つ一つ丁寧に手作業で加工するため、非常に手間と時間がかかるのです。そのため、漁獲されたウニをすべて「折ウニ」に加工し、翌日の出荷に間に合わせることは難しいのが現状です。
また、「塩水ウニ」と呼ばれる、殻付きのまま塩水につけたウニも出荷していますが、この方法だけでは数量がまとまりません。そこで、「折ウニ」の加工スケジュールに合わせて、塩水ウニも翌々日の出荷としているのです。
羅臼のウニ漁は、小さな船で行われるため、天候に大きく左右されます。
これらの自然条件によって、月に数日しか出漁できないことも珍しくありません。
このような手間と時間をかけた作業工程は、羅臼の漁師たちがウニの鮮度にこだわり、最高の状態で皆様にお届けしたいという想いの表れです。
羅臼のウニは、自然の恵みをたっぷり受けた、まさに海の宝石。その美味しさを損なうことなく、お客様のもとへお届けするために、私たちはこれからも丁寧な作業を続けていきます。
羅臼では、「折ウニ」と「塩水ウニ」の2種類の加工方法でウニを出荷しています。
上記のように、漁の状況や天候によって出荷日が変動するため、ご注文をいただいてから数週間お待たせしてしまうこともございます。お客様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。